コーヒーのカフェインってどんな効果があるのだろう?
飲んだ後はとても気分がいい。
視界がすっきりして頭が冴えてくる。
美味しいけれど、飲んだ後の体の変化が気になってはいました。
午後にコーヒーを飲むと夜中に目が覚めてしまうことがあったり。
翌日も午前中は体がだるくて、コーヒーを飲んで無理やり頭を働かせているような。
漠然とカフェインを疑っていたそんなときに、たまたま目にしたセイキンさんのYoutube。
動画を観ながらカフェインってこんなに体に影響しているのかと驚きました。
カフェインの効果を知った上でうまくカフェインと付き合ったほうがいいのかもと思い、カフェイン抜きを実行してみることにしました。
この記事ではノンカフェイン、デカフェ、カフェインレスの違いと、自分で行った脱カフェイン期間の結果をお伝えします!
カフェインの効果とノンカフェインとか
そもそもカフェインって何?
カフェインは、アルカロイドの1種であり、プリン環を持ったキサンチンと類似した構造を持った有機化合無物の1つとしても知られる。ヒトなどに対して興奮作用を持ち、世界で最も広く使われている精神刺激薬である。カフェインは、アデノシン受容体に拮抗することによって覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を示す。
Wikipediaより
眠気覚ましや気分転換のためにコーヒーを飲むという人も多いと思います。
wikiによればカフェインは「精神刺激薬」であり、カフェインが入っているコーヒーなどを飲むことで神経系に刺激を与えて、欲しい効果(眠気覚ましやリフレッシュ等)を得られるということになります。
薬としてのカフェインは日本では劇薬に指定されており、1日の摂取量の上限が決められています。
カフェインそのものが市販薬としては販売されてはいませんが、市販の解熱鎮痛薬やかぜ薬、眠気覚まし剤などにカフェインが入っていることがあります。
それはカフェインの解熱鎮痛効果や覚醒作用を付加し、一時的にかぜ症状やつらい痛み・眠気等から解放されることを狙っているのでしょう。
カフェインは、コーヒーの他にも紅茶やココア、コーラや栄養ドリンク、チョコレートなどにも含まれています。
カフェイン中毒?カフェインアレルギー?
カフェインを過剰摂取するとカフェイン中毒を起こすことがあるそうです。
軽度症状では脈拍数や呼吸の増加、めまい、興奮、不安、下痢、吐き気など。重度症状では意識障害や痙攣発作につながることも。
またカフェインアレルギーというのもあり、カフェイン摂取後に皮膚のかゆみや吐き気、下痢、動悸などの症状が起こる人はカフェインアレルギーを疑ってみてもいいのかもしれません。
ノンカフェイン・デカフェ・カフェインレス
「ノンカフェイン」はカフェインをまったく含まない原料を使っているということ。
「デカフェ」は本来カフェインを含んでいるものからカフェインを取り除いたもの。
「カフェインレス」もデカフェと同じように、もともとカフェインを含んでいるものからカフェインを取り除いたものという意味で使われています。
「デカフェ」と「カフェインレス」はカフェインを含んでいるものを原料に使用しているので、完全にカフェインを除去しているわけではありません。
完全にカフェインを摂らない生活を目指すのであれば「デカフェ」と「カフェインレス」は対象外ということになります。
・まったくカフェインを含まないものを選ぶなら「ノンカフェイン」
・カフェイン量を減らしたいなら「デカフェ」「カフェインレス」
脱カフェイン生活

冒頭に貼り付けた動画を観て刺激を受けた私は(ただ単に流されやすいだけかもしれないが)、さっそくカフェイン除去生活を始めてみることにしました。
カフェインあり生活が長い人がいきなりカフェイン抜きを試みると、離脱症状が強く出てしまってツラいだけの日々になってしまいそう…。
なので、私はゆる~くゆる~くカフェインを減らしていくことを目標にしました!
1日目
今まではおうち時間が長くなっているせいもあり、1日に3~4回はコーヒーを飲んでいました。
だいたい朝食後、昼食後、おやつの頃、夕方頃(日によっては夕方は飲まない)と飲んでいたコーヒーを、すべて止めてしまうのはあまりにもツラい。
1日目。朝食後はいつものカフェインありコーヒーを飲みました。
昼食後。ここでもいつもならいつものコーヒーを飲んでいるところですが、カフェイン抜きを実践したいこともあり、ハーブティーに切り換えてみました。
ハーブティー


フルーツが入ったハーブティーが飲みやすくておすすめです!フルーツの甘さがあるので、砂糖なしでも美味しく頂けます。
おやつの頃にも本当ならカフェインを投入したいところですが、ハーブティーで我慢がまん…。夕方もハーブティーを飲んで満足感を得て、1日目が終わりました。
2日目
2日目。朝起きるとなんだか頭が痛い。
朝食後にいつも通りカフェインありコーヒーを飲み、ちょっと頭痛が改善。
昼食後やおやつタイムもハーブティー。コーヒーが飲みたいな~と思いつつもぐっとこらえてハーブティー。おかげでトイレに行く回数も増えました。(ハーブティーは利尿作用があるものが多いです)
でもなんだか調子が悪い…。
頭痛と体のだるさ。風邪でもひいたのか?
はっ!まさかこれがカフェイン離脱症状?
動画で見た苦しみの期間がこれなのか?!
半信半疑のまま、3日目へ。
3日目
頭が痛い…。頭にもやがかかったような頭痛と共に目が覚めました。
まさかカフェイン減らし生活のせいじゃないよなと思いながらも、とりあえず朝ご飯。
朝食後のコーヒーを飲んだ後、頭痛が無くなっていることに気づき驚きます。
やっぱりそうなのか!おまえのせいなのか!(←カフェインに対して言ってる)
カフェインありコーヒーを飲んだ後に頭痛が改善するということは、カフェインのおかげで頭痛が治ったということ(かもしれない)。
カフェイン離脱症状を自覚しながらも、午後はハーブティーで乗り越えようと自分を鼓舞します。
が、夕方になると頭痛やだるさがひどい…。
午後はカフェイン入りを飲まないようにしているけれど、この頭痛や倦怠感はしんどいかも…。
とうとう誘惑に負け、ハーブティーではなくコーヒーを飲むことに。
朝飲んでいる通常のコーヒーではなく、こちらにしました。
徐々にカフェイン抜きの生活に移行するために買っておいたカフェインレスコーヒー。カフェイン97%カット!1杯ずつドリップできるタイプなので楽ちんです。
お湯を注いで、コーヒーの香りに癒されながら夕方のコーヒータイム。
しみじみとその美味しさを噛みしめながら、飲み終わった十数十分後には頭痛や倦怠感が改善していました。
コーヒーを飲んでしまった罪悪感は少しありましたが、それを上回る効果にあらためて驚きました。
カフェインって凄い…。
こちらはカルディのデカフェ。
スタバのデカフェも香りが良く、美味しかったです。
4日目
昨日飲んだのがカフェインレスコーヒーだったおかげか、夜中に目が覚めることはありませんでした。
朝起きてからの頭痛や倦怠感は昨日よりは軽くなっていて、目覚めがツラい感じはなくなっていました。
朝食後はカフェインありのコーヒーをやめて、カフェインレスコーヒーにチェンジ。
コーヒーを飲む満足感はそのままに、カフェインだけカットしてくれるなんてありがたやありがたや。
おやつ頃にもカフェインレスコーヒーを飲み、このほかはハーブティーや黒豆茶で乗り切りました。
頭痛や倦怠感もほぼほぼ落ち着いていて、夕方の家事がしんどいということはありませんでした。
5日目
昨日まで続いた頭痛や倦怠感は、もうありませんでした。
わりとすっきりと目が覚め、起きてからの動きも軽い感じです。
カフェインレスコーヒーが美味しいので、朝食後も昼食後もカフェインレスで。
おやつ以降もがっつりカフェイン入りのコーヒーは飲まずに一日を終えることができました。
6日目~現在
朝って気持ちいい!
頭痛や倦怠感から解放され健康的な目覚めになってきているのか、朝起きてからの精神状態がすこぶるいい!
もともと低血圧なので午前中はゆっくり始動しますが、エンジンがかかるまでの時間が短くなっているような気がします。
この日以降、カフェイン入りの飲み物はカフェインレスコーヒーのみ。
ハーブティー、黒豆茶やナツメ茶など、ノンカフェインティーのヴァリエーションを揃えて、カフェイン減生活を継続しています。
→無印のハーブティー。さっぱりとした飲み口のジンジャー&レモン。この他にも種類はいろいろあります。
→ナツメ茶はこちらです。

脱カフェイン生活 まとめ
今までカフェインを摂取してきた人がカフェインを抜こうとすると、カフェイン離脱症状になる可能性が高いかもしれません。
急にカフェインゼロ生活にするとその作用は大きくでてしまうため、一日のカフェイン量を徐々に減らしていくやり方のほうがカフェインゼロ生活に辿り着きやすいでしょう。
脱カフェイン期間の頭痛や倦怠感を抑えるためにはカフェイン量を減らしてある飲み物は必須。ノンカフェインの飲み物も数種類揃えておくと便利です。
私は1週間ほどでカフェイン減生活にチェンジできましたが、個人差があると思いますので離脱症状がもっと長い人もいるかもしれません。
脱カフェイン生活を実践してみて、コーヒーの味や香りが好きなのはもちろんのこと、コーヒーを飲む時間が好きなんだというのを強く実感しました。
コーヒー以外の飲み物でも自分のための時間は作れるし、カフェインを摂らないことでその後の体の不調もなくなるなんてラッキー!
私にはコーヒーがなくてはダメなんだ!というのが、自分の思い込みだったと気づくことができました。
コーヒー以外の飲み物でも美味しく一息つくことができるし、コーヒー以外の飲み物への興味が湧くきっかけにもなりました。
健康的な生活に憧れる人、すっきりした目覚めを手に入れたいという方は、ぜひ脱カフェイン生活に挑戦してみてください。
- いきなりカフェインゼロを目指すのではなく、徐々にカフェイン量を減らしていくイメージで過ごす
- 来たるべきカフェイン離脱症状に備えて、カフェインを抑えた飲み物やノンカフェインの飲み物を用意しておく
- 1日に飲んだ飲み物やその日の体調などを記録しておく日々の変化に気づきやすい
最後までお読み頂きありがとうございました!
コメント