e-sportsとプログラミングを学べる場所

eスポーツ、プログラミング、学ぶ 不登校・学校へ行かない選択

日頃からゲームに親しみ、ゲームが生活の一部と化している我が家の長男にとって、e-sportsやプロゲーマーという言葉は憧れから現実的な目標へと変化しつつあります。

ただゲームをするだけではなく、ゲームを学びとして捉え向上したいという気持ちが出てきている近頃は、ゲームを「習ってみたい」「仕組みを知りたい」という一歩を踏み出そうとしています。

今すぐ始めるかどうかはわかりませんが、選択肢になり得る通信制高校や学べる場所を探してみました。

自分のための記録ではありますが、どなたかの参考になれば幸いです。

(情報は2020年10月時点のものです。)

通信制高校

通信制高校に関する画像

通信制高校は、高卒資格を取ることを目標にしつつ様々な専門分野を学ぶことができます。

語学や留学のための学び、保育や美容などのビジネスに直結した分野、ダンス・音楽などの芸術分野など、学べるジャンルは多岐に渡っています。

やりたいことが明確な人にとっては、高卒資格と夢へのステップを同時進行で進められるという有意義な時間を過ごすことができます。

その中でも対象をe-sportsとプログラミングが学べる学校に絞ってまとめてみました。

e-sportsやプログラミングが学べる通信制高校

ルネサンス高等学校

ルネサンス高等学校は、全国に3校、連携キャンパスを全国6か所におく広域通信制高校です。

大阪・東京・名古屋に設置してあるe-sportsコースでは、英語力やコミュニケーション能力を養う授業やメンタルトレーニングをカリキュラムに組み込んでいます。

プロゲーマーだけでなく、ゲーム実況やwebメディアライター、ゲーム会社への就職なども視野に入れて知識やスキルを習得していきます。

コース・通信コース
・通学コース
・ダブルスクールコースなど
登校日数各コースによる
週1日~週3日など
スクーリング最短で年4日
費用ルネサンス高等学校の費用と、各コースや提携校の費用が別途必要
サポート内容語学や心理学の講師をによる授業あり
ゲーミングスキルのみでなく英語スキルやメンタル面での強化も図る
制服制服有り、着用自由
参考資料:ルネサンス高等学校ホームページ

ルネサンス高等学校にはルネ中等部があり、eスポーツとプログラミングを中学生のうちから学べる数少ない学校として話題になっています。

第一学院高等学校

第一学院高等学校は、本校2校、全国52か所にキャンパスを置く通信制・単位制高等学校です。

「esports銀座school」と連携したe-sportsコースを設置。人間力や自己表現力を養いながら、高卒資格取得も目指していきます。

動画編集や収益化のためのITスキル、英語力、ゲーム制作の理解など、ゲーム業界で必要な様々なスキルの習得に向けてサポートを提供します。

コース・標準コース
・総合コースなど
登校日数各コースによる
週1日~週5日
スクーリングコースによって日数が違う
費用第一学院高等学校の費用と、各コースや提携校の費用が別途必要
サポート内容ITスキル、語学、ゲーム制作などゲーム業界で必要なスキル習得に向けて学ぶ
制服制服有り、着用自由
参考資料:第一学院高等学校ホームページ

ヒューマンキャンパス高等学校

ヒューマンキャンパス高等学校は、全国40か所以上にキャンパスを置く広域通信制高校です。

e-sportsコースではプロのe-sportsリーグ参入チームと提携し、プロゲーマーとしてメンタル・フィジカル・マナーなどを学びます。

プログラミングコースではパソコンの基礎から学び、アプリ開発などプログラミングを実践的に学習します。

コース・通信コース
・通学コース
・専門コースなど
登校日数各コースによる
週1日~週5日
通信コースはスクーリングのみ
スクーリング年に数日間
費用ヒューマンキャンパス高等学校の費用と、各コースや提携校の費用が別途必要
サポート内容プロチームと提携し、プロゲーマーに必要なスキルを学ぶ
パソコンの基礎、アプリ開発などプログラミングを実践的に学習
制服制服有り、着用自由
参考資料:ヒューマンキャンパス高等学校ホームページ

北海道芸術高等学校

北海道芸術高等学校は本校1校、全国6か所にキャンパスを置く通信制高校です。

福岡サテライトキャンパスに設置されているeスポーツコースでは、ゲーム実習、英会話、コミュニケーションスキルを磨く授業などをカリキュラムに取り入れ、ゲーム業界での活躍を目指します。

在学中からのeスポーツ大会への出場と優勝を目指し、実戦を経験しながら知識とスキルを体得していきます。

コース・eスポーツコース
・声優コース
・美容師コースなど
登校日数週5日
スクーリング年に数日間
費用各コースや通うキャンパスによって異なる
サポート内容ゲーム実習、英会話、コミュニケーションスキルを磨く授業など
制服制服有り
参考資料:北海道芸術高等学校ホームページ

N高等学校

N高等学校は沖縄県にある本校1校、全国19か所にキャンパスを置く通信制高校です。

ネットコースの場合はアドバンストプログラムを選択可能。単位取得の学習とは別に、各分野の特化したスキルを学ぶことができます。

プログラミングプログラムではトップエンジニアによるプログラミング授業やアプリ制作、web制作を経験しながらスキルを習得していきます。

クリエイティブ・エンターテインメントプログラムではゲームを制作する側を目指すための知識・感性を養います

通学コースにもプログラミングクラスがあり、現役プロによる技術指導やチームでの開発による実践スキル向上を狙ったカリキュラムに取り入れています。

コース・ネットコース
・通学コース
登校日数通学コースは週1日~週5日
スクーリング5日間程度
費用各コースや通う提携スクールによって異なる
サポート内容現役プロによる技術指導やアプリ・web制作
プログラミングとプログラマーのための数学・英語など
制服制服有り
参考資料:N高等学校ホームページ

またN高にはネット部活と呼ばれるオンライン上での部活があり、その中に「eスポーツ部」があります。大会出場と優勝に向けての練習や、特別顧問による技術指導など、部活という枠に納まらない活動を拡げています。

教室やオンライン学習

プログラミングに関する画像

既存の学校に通うほどではないけれどプログラミングやe-sportsが気になっているという場合は、近くのスクールやオンラインでの習い事として気軽に始めてみるのも良いかもしれません。

学校に通うほどの気持ちはないけれど誰かに教わってみたい、どんな内容を学ぶのかを体験してみたいという人には習い事としてのスタートが向いています。

私個人が気になっているという視点からみた教室やオンライン学習を集めてみました。

プログラミング教室

テックキッズスクール

ゲーム・アプリ制作などで有名なサイバーエージェントが運営しているプログラミング教室です。

レッスン内容が本格的と話題になっていますが、教室は関東エリアが中心で関東以外のエリアの教室数は多くはありません。

教室数が限られているのは授業の質を重視した結果かもしれません。

オンラインスクールも開講しており、オンラインでの無料体験レッスンを開催中です。

実際に教室に申し込むかどうかは別として、自分の子供に合った内容かどうかを知るために無料体験レッスンを受けてみるというのも良いでしょう。

Tech Kids Online Coaching

ヒューマンアカデミー ロボット教室

私の長男は不登校になる前までは近所のロボット教室(平日は塾、土日のみロボット教室を開講している教室でした)に半年ほど通っていました。

レゴのようなブロックとモーターなどを組み合わせて、月に1つ完成させるペースでロボットを作り上げていきます。

パーツはレゴのようでも、完成するロボットは実際に動き、遊ぶことができるような本格的なものが出来あがります。

当時長男は小学1年生でしたが先生やアルバイトの大学生がサポートをしてくれるので、ちゃんと完成した状態で持ち帰って家族に披露してくれていました。

家でロボットを使って遊んでいるうちに壊れたり動かなくなることがありますが、自分でどこが動かないのかの原因を考え、自分で直すところまで身についていたので、通う価値はじゅうぶんにあったと思います。

また通いたいと言っているのでタイミング次第で通うことになりそうです。

こどもプログラミング教室もあるので、ロボット教室とどちらにするか迷ってしまいそうです。

>>ヒューマンアカデミーのロボット教室の詳細はこちら

CoderDojo Japan

CoderDojoは7~17歳を対象としたプログラミングの道場です。

アイルランドでスタートして、今では世界中に広がっているプログラミング道場です。

教える内容は道場により異なり、参加費は無料のスタイルをとっています。

無料なので寄付を募っていることもありますがその額は少額なことが多いようです。

一般的な教室とは違って、学ぶ本人の主体性が重要になってきます。

日本国内に200以上の道場があるので、お住まいの地域の道場を覗いてみることをおすすめします。

>>CoderDojoJapanのホームページはこちら

LITALICOワンダー

LITALICOは「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、障害者の就労支援サービスや発達障害の診断を受けた子供も安心して通える学習教室などを事業として展開しています。

その中の一環であるLITALICOワンダーは、ITを活かしたものづくりを通して子供の創造力を育むサポートを行っています。

ゲームプログラミングやロボットクリエイトコースなど子供の興味に合わせてコースを選択可能、教室が近くにない場合はオンライン受講も可能です。

遊びで感覚で始めたつもりのものづくり教室が、子供の可能性を見出すきっかけとなるかもしれません。

webから無料体験の予約・申込ができます。

IT×ものづくり教室【LITALICOワンダー】

バレッドキッズ

バレッドキッズは、基本的なPC操作からタイピングやプログラミングまで学べるPC-ICT教室です。

少人数制なこと、アットホームな環境の教室多いことから長く続けている子供も少なくないようです。

幼児からスタートでき、コースによっては高校生まで受講することができます。

情報を集め、自分で考え、表現し、伝える力を育むことを目的としています。

>>バレッドキッズの詳細はこちらから

e-sports教室

eSPアカデミー

eSPアカデミーはeスポーツを学べる教室として東京都内に教室数を増やしています。

ゲームが上手くなるためではなく「子供たちが楽しみながら自ら考え学ぶ」ためのサポートをする教室と謳っています。

ゲームが上達するためには、ただひたすら時間だけこなせばいいというものではありません。

問題が起こったときに、原因を自分で考え、対処する力が必要です。

eSPアカデミーではゲームをする上で必要な考えるプロセスを大切にし、考えるための習慣作り提供します。

パソコンを使用するゲームを取り入れているので自然とPCスキルも身についていきます。

>>eSPアカデミー無料体験会の申し込みはこちらから

ゲムトレ

ゲムトレは「学校は行かなくてもいい」の著者でもあり、自身が不登校経験者でもある小幡和輝氏が立ち上げた日本初のゲームの習い事です。

>>小幡和輝氏公式HP

目的はプロゲーマーになることではなく、ゲームを通じてコミュニケーション能力の向上や考える力を養っていくことにあります。

ゲームがもたらす良い効果を活用し、脳と心を鍛え、ゲームが好きな子供たちの自己肯定感アップにもつなげていきます。

ゲームにできること、(不登校であっても不登校でなくても)子供たちが望むことを上手に結びつけたシステムが「ゲムトレ」です。

トレーニングを朝に設定することで昼夜逆転の解消につながったケース、人と関わってプレイすることで楽しさを実感し、コミュニケーションの自信につながったケースなどもあるそうです。

トレーニングはオンラインのみ。

体験会は1時間2,000円(税別)で受けることができます。

ゲムトレの体験会を申し込む

まとめ

プログラミングと比べるとe-sportsの教室はまだまだ少ない印象です。

習い事や教室なら学校として通う前に対象分野への適性もわかり、続けられそうかの判断もしやすいでしょう。

子供のやる気に合わせていろいろ体験してみるのがいいかもしれません。

お読み頂きありがとうございました。

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