「学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方」レビュー記事

お金、稼ぐ力 レビュー

不登校経験のある実業家、小幡和輝氏の新刊「学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方」が発売されました。

読んでみて思ったこと、おすすめポイントなどを解説します!

この本のおすすめポイント

マンガで始まる

まず新書を手に取ったときに、冒頭の「著者あいさつ」や「はじめに」を読んで読み進めるかどうかを決める人も多いでしょう。

この本の場合は冒頭部分に若林杏樹さんによるマンガが差し込まれています。

若林杏樹さんのマンガは、感情表現がコミカルに描かれていて面白い!

マンガが入ることにより、小幡氏の文章を噛み砕いて解説。本の内容に入っていきやすくする効果を担っています。

著者の実体験に基づく

よくある経験談を搭載した本と言ってしまえばそれまでなのですが…。

現在活躍している人は成功した部分だけが目立ってしまって、陰の部分に自分からスポットをあてようという人は多くありません。

誰だってかっこ悪いところは見られたくないですからね。

ところが小幡氏の場合は、過去の失敗や自身の恥ずべき経験を著書に載せています。

そのことをバネにしてチャレンジし続けた結果が今現在につながっている。

挫折を知らない子供や若者にとっては、失敗や挫折は恐怖です。

この本には「失敗しても大丈夫なんだよ」と言ってもらえているような不思議な包容力があります。

挫折を経験した先人からのメッセージは、恐怖で踏み出せない人にとっては心強い道しるべのように感じられるでしょう。

お金に対する価値観を見直せる

お金、稼ぐ

お金は汚い、お金を多くもつことは良くない、子供はお金のことを考えなくていい。

こんな風に思っている大人が多いと、子供は大人の価値観をそのまま受け取り「お金は汚いもの」と思ってこの先も生きていくことになります。

本当にお金は汚いのか。お金を多くもつとどうなるのか。ちゃんと考えたことはありますか?

この本を読むことで、お金に持っていた先入観を取り払い、お金に対する価値観を見直すことができます。

お金がどのようにして世界を動かしているのかがわかりやすく解説されているので、子供にとってもお金というもの、経済の仕組みが学べる内容になっています。

「稼ぎたい」人にとってプラスになる

「稼ぎたい」けど稼ぐことをためらっている人、「稼ぎたい」気持ちに蓋をしている人、「稼ぎたい」けどどうやって稼いだらいいのかわからない人。

いろんな理由をつけて稼ぐことにストップをかけている人は、この本を読めばその理由の一つが解消するかもしれません。

この本では、お金についてやお金を稼ぐことを感情論ではなく論理的に解説しています。

感情からのアプローチではなく、現実でどうしたらいいのかということ。

「稼ぎたい」けど動けない人にとって有益な情報を得ることができるでしょう。

起業のハードルが下がる

この本では10代の起業家たちとの対談が掲載されています。

各起業家たちの起業のきっかけやプロセス、起業したときに起こった問題、成功までのあらすじなどを知ることができます。

順風満帆もあれば波乱万丈もあり。

子供や若者にとっては同世代が起業しているという事実に刺激を受けるでしょう。

大人にとっても同様です。問題解決能力やアイデアを駆使して起業してみようと思い立つかもしれません。

起業のハードルが下がり、一歩進んでみようと思えてきます。

勝手に起業のイメージを作り上げ起業は怖い、起業は難しいと思い込んでいただけで、起業へのハードルを上げていたのは自分だったことに気づかされます。

まとめ おすすめできる人・できない人

この本はこんな人におすすめです。

  • 文章ばっかりではなくマンガが入っていて読みやすい本が好きな人
  • 「稼ぎたい」けどどうしたらいいかわからない人
  • お金を稼ぐことは悪いことだと思っている人
  • 何かをしたいけど怖くて踏み出せない人

要所要所にマンガが入っているので非常に読みやすいです。

稼ぐこと、お金の価値観を見直すにも良いきっかけとなるでしょう。

逆におすすめできない人はこんな人です。

  • すでに起業している人
  • お金に対してポジティブなイメージしかない人
  • お金の流れが理解できていて上手に循環できる人

すでに起業している人にとっては必要ない情報と感じられるかもしれません。

また、お金に対してポジティブなイメージをもつ人やお金の流れを理解できる人にとっては、聞いたことのある情報ともいえます。

そのような人は復習をするつもりで読むと良いでしょう。また新たな発見があるかもしれません。

小幡和輝氏の「学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方」を手に入れようか迷っている人の参考になれば幸いです。

お読み頂きありがとうございました!



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