不登校の子供を持つ親にとって必要な3つのこと

不登校、必要なこと 不登校・学校へ行かない選択

子供の不登校について悩んでいる人にとって必要なことをまとめてみました。

あくまでも一個人の意見としてお読みいただき、ご自身の身の上に起こったことはご自身の考えで判断して頂けると幸いです。

必要な情報だけ選択する

情報に関する画像

不登校に関する情報を探していると、今まで自分がしてきた子育てを批判するような文章や、母親の責任の重要性を問うような文面に出会うことがあります。

そういった意見が的を得ている部分も確かにあるのかもしれません。

ですが不登校が起こってすぐのときの当事者たちにとっては、批判や責任の重要性などを受け止める余裕などなく、そういった文章から自分たちが責められているような気持ちにさせられてしまうことが多いのではないでしょうか。

意見を発信している人は、当事者の深い気持ちまで考えることなく自分の考えを述べているだけにすぎないでしょう。発信を控えて欲しいと言うつもりもありません。

当事者の人たちが、自分たちが手にする情報を自分で取捨選択することが大切です。

批判や否定の意見ばかりに出会ってしまうときは、情報収集を少しお休みしましょう。

批判や否定の言葉を浴びているうちに、知らず知らずの間に心が疲れてしまいます。

子供にとっては、お母さんやお父さんが自分ことで悩み、落ち込んでいる姿を見ているのは辛いものです。

「僕のせいで迷惑をかけている」「私のせいで家族の元気がなくなっている」と子供自身の罪悪感が増すことにも影響するかもしれません。

批判や否定の言葉を一旦遠ざけ、情報収集を中断してみてください。

また気持ちが落ち着いてからでいいので、自分の心が安心できる情報を探し、選び取りましょう

共感してもらう

共感

自分の子供が不登校になるということ。

多くの親御さんにとっては、自分の今までの常識を覆されるほどの大きな出来事なのではないでしょうか。

自分が不登校経験者であれば子供への理解も早いのかもしれません。

ですが普通に学校へ行き卒業するという流れを経験した多くの人にとって、「不登校」は「自分の中の普通(常識)に当てはめられないこと」であると思います。

子供の「不登校」の状態を、親御さんがすぐに受け入れられないのも無理はありません。

まずは不登校を受け入れられずに不安な状態であるのを誰かに話してみてください。

この場合の誰かというのは、誰でもいいわけではありません。

できれば、同じように不登校の子を持つ親御さん、もしくは不登校親の会などに出向いて同じような境遇の人と話すことが良いと思います。

「共感してもらえる」相手を探してください

「わかりますよ。今は落ち着いているけれど、私もその時期辛かったんです。」と親御さんの立場を理解して耳を傾けてくれる相手が理想です。

間違っても親御さんの育て方や在り方を否定するような人には相談をしないでください。そのような相手には話をしても理解されず、時間がもったいないだけでしょう。

心療内科やカウンセラーなどは、医師やカウンセラーさんとの相性の良し悪しもありますので、相談に行ってみて心が軽くなるようでしたら続けてみると良いでしょう。

1日10分でもいいから自分の時間を作る

自分の時間に関する画像

子供の学校のことや家族とのこと、町内会や仕事のことなど、頭の中が自分以外のことで埋めつくされていませんか?

不登校になって子供のことを考える比重が増え、その上他のことも考えなくてはならず、気がつけば母でも妻でもない私(父でも夫でもない私)としての時間は失われてしまっている人が多いのではないでしょうか。

私自身、仕事と家事と子育てを頑張らなければと、肩に力が入り過ぎていました。

仕事をこなし、家では親としてしっかりしなければと、自分を枠にはめて頑張ろうとしていたんです。

そして子供が不登校になり悩みが増え、自分自身を責め、自分の気持ちに気付く余裕はどんどん失われていました。

自分に戻る時間を作っていれば、辛い時期をもう少し早く抜け出せていたのかもしれない、と今なら思います。

1日10分でもいいから自分自身に戻る時間を作りましょう

趣味やスポーツの時間にしたり、どこかのカフェや喫茶店でくつろぐのも良いかもしれません。

ヨガや瞑想、座禅も良いと思います。心が静かになる時間が必要です。

自分だけの時間を作って、自分が今どんな気持ちでいるのかを確認してみてください。

まわりの出来事に振り回されて、自分の心を見失わないように。

まとめ

私の経験からお伝えできることをまとめてみました。

どなたかのお役にたてれば幸いです。

必要な人に届きますように。

コメント